STORY/ストーリー紹介

■205x年、世界は大規模な恐慌の嵐に襲われ、中央政府の下、繁栄を謳歌した巨大な経済は、いとも簡単に破綻していった。
多くの人々が財産を失い、飢えに苦しむ弱者はその命を続けることさえ困難に思われた。
しかしその一方で、政府の中核に近いごく一部の人間たちだけは多くの富を享受し、欲望のままに「生(セイ)」を貪っていた。そして、その欲望の果ては自らの寿命を永遠たらしめんとする、神の領域をも侵すことであった。

■人工知能やクローンニングによる、人体の人造パーツの研究は精力的に推し進められ、いつしか非富裕者たちからは、羨望と皮肉を込めてプロジェクト『Second Death 永遠の死』と呼ばれるようになった。やがて科学技術の粋を極めたともいえる人造臓器は完成の時を迎えた。それらは富裕者層の体内に取り込まれ、夢と思われた永遠の命は現実のものとなっていった。さらに、外見はもちろん思考や行動なども人間に近い人工生命体(アンドロイド)をも、このテクノロジーは生み出しつつあった。

■神の領域さえも獲得してしまった富裕者たちは、それ以外の者たちを中央政府の名の下に管理統制をすすめ、自由を大幅に制限した。貧困に喘ぐ者たちの不満は募るばかりで、水面下ではこれらの政策に対抗する集団が次々と組織されていった。そして中央政府に反旗を翻すべく、各地で『ニュー・クリアー兵器』を用いた大規模テロの準備が進められていった。

■とある晴れた秋の日曜日、世界中央政府の成立記念日の式典は盛大に執り行われていた。
そして、中央政府大統領のスピーチが始まろうとしたその刹那、世界各地でニュー・クリアー兵器の閃光が煌いた。眩いばかりの光と同時に発せられた電磁波は、一瞬で人造細胞のミトコンドリアを破壊し、永遠の命を得たと思われた者たちに『Second Death 2度目の死』をもたらした。
同時にアンドロイドの人工知能の一部であるバイオチップにも異常を起こさせ、制御不能と化した彼らの反乱を招くことになってしまった。

■数年後、中央政府が崩壊した世界はテロ組織が分裂し、各地で互いの覇権を争っていた。さらに異常をきたしたアンドロイドの反乱は無差別の殺戮を繰り返し、だれかれの区別なく、あらゆる人間がその対象となっていた。まさに、混沌(カオス)の戦いと言えるべきさまが、地球上に出現していたのである。

■狂ったアンドロイドを自分の管理下にコントロールすることができれば、世界の覇権を手中にすることができる。
アンドロイドの人工知能を修正するには、バイオチップに特殊な電磁波(xistar波)を照射する必要がある。しかし、そのxistar波照射銃『Xistar』は世界で唯一つしか存在しない。
今、世界の覇権をその手にしようと『Xistar』の争奪戦が始まった。